どうして君は、僕を裏切る











STAGE 33  誤解










痛い、痛い、痛い…!!



抉るような痛みが右目を襲う



最近はずっとこんな調子で…気の休まるときがない





「会いたい…」




もうずっとボンゴレに会ってない






会えば目のことがばれる







知られたくない







「っ…」




痛みが酷くなる






今…ボンゴレは何をしているのだろう







もう授業は終わっているはずだから、部屋に帰ってるだろうか






それとも獄寺隼人達と騒いでるのかもしれない









「…会い…たい…」









窓の中から空を見上げる






澄んだ青空は、僕にはとても不釣合いなものだった










「ボンゴレ…」





空に手を伸ばす

もちろん届くはずなんてない



だけどそれが手に入らないと言われてるようでたまらず視線を逸らした








「ぇ……?」









視線を逸らした先には…ボンゴレがいた




ルルーシュ・ランペルージと一緒に







ボンゴレが、あの男に後ろから抱きしめられている







嘘だ、嘘だ、嘘だ!!







ボンゴレが抵抗する様子は無い


そればかりか、あの男を見上げて、目を閉じた


「な、にを…」


ルルーシュ・ランペルージの手がボンゴレの頬に添えられる



そのまま、顔が近づいた













「クフフ…クハハハハ…」

どうしてです?

どうして君は、僕を裏切る?

君は笹川京子が好きだと言った

だから僕は待った

君が笹川京子を忘れる日まで、いつまでも待つつもりだった

なのに君は、いつまでも彼女のことえを忘れない上に、あの男のことを好きになった




あの男を殺しても、君は僕を見てくれない




そうでしょう?



彼女を忘れず、僕を好きにならず、別な男を愛した君だから





なら、いっそ…






『殺せ』





「クフ…クフフフ…」




永遠に、僕のものにすればいい





「そうだ…せめて最期は愛する男の手で逝かせてあげましょう…」






それがいい





愛する男に殺される悲しみを

愛する男を手にかけた絶望を



「クフフ…クハハハハ…」



2人で、永遠に味わうがいい








憑依弾を手に取ると、ルルーシュ・ランペルージの元へ向かった